慢性疲労

忙しく睡眠不足からくる疲れがとれない、朝だるいなどは様子をみて元気に戻ればそれはそれで良いと思います。しかし、2週間経っても休みがあってもリズムが戻らず慢性的に疲労が抜けない場合は、自力で戻れない身体の状態があると考えられます。

本来、人間は身体を修復する力を持っており、これが身体の弾力といえます。筋肉的な問題ばかりでなく内臓的、精神的、免疫的、いろいろな力を発揮して身体を壊さないように働きかけています。しかし、その歯車が上手く噛み合わず力が出せない場合、慢性化して不調が続きます。

慢性疲労の場合、考えられる大きな原因は呼吸器系の不調と精神的ストレスが考えられ影響も大きいです。もちろん、他にも要因はあることがありますが、現代人にはとても多い原因です。
一日、一生懸命身体を動かして消耗し、気持ちよく仕事を終えられたり満足感がありますと、夜もぐっすり眠れ睡眠にて力を復元できます。しかし、日中偏り疲労が多い場合(パソコンばかりとか頭ばかり使う、動かない姿勢など)、多くは腕の疲労から肺を侵し胸もつかえてきます。

そのうえ、心配事や頭の過緊張が残ると睡眠が浅くなり、夢ばかりみるとかトイレに目が何度も覚める、朝方しかぐっすり眠れない、二度寝してしまう・・など睡眠の質が悪くなり益々疲労が抜けなくなります。

整体操法では、まず大きく身体を緩める方向で過緊張している部位を緩め、呼吸に負担をかけない身体に調整していきます。ストレスの大きい方には、自律神経系の整体調整を併せておこないます。

いずれにしても、慢性疲労には何か自力では好転しない原因がありますので、生活習慣も含め立て直す必要があります。まずは、キッカケをもつことからはじまります。